10月25日に開幕(一般公開は28日)する「東京モーターショー2017」。いよいよカウントダウンだが、この短期集中企画では過去の東京モーターショーで注目を集めたモデルや出来事などを紹介したいと思う。第3回目は2011年の東京モーターショーに登場した「トヨタ86/スバルBRZ」だ。
画像: 2011年の東京モーターショーに登場したトヨタ86。

2011年の東京モーターショーに登場したトヨタ86。

前列で見るには整理券が必要に

2011年の東京モーターショーはターニングポイントだった。と言うのはそれまでの千葉・幕張メッセから東京ビッグサイトへと会場を変更したのだ。その背景にはリーマンショック後の開催となった2009年の東京モーターショーが、海外メーカーの相次ぐ出展取りやめもあり、入場者数が61万人と過去最低水準に落ち込んでしまったということがある。

画像: トヨタ86はAE86を知っている世代から若い人たちまで幅広い層に受けた。

トヨタ86はAE86を知っている世代から若い人たちまで幅広い層に受けた。

その打開策のひとつが都心に近い東京ビッグサイトへの会場変更だったわけだ。さらに開催期間を10月下旬から11月にかけてだったものを12月上旬へ変更した。これはドイツのフランクフルトショーとある程度期間を空けるべきという判断からだ。こうした施策が功を奏し、また世界的な経済の回復もあって、2011年の東京モーターショーは2009年に出展をとりやめた海外メーカーの多くが戻ってきた。

画像: スバルBRZ。サスペンションのセッティングなどはトヨタ86と異なる、スバルオリジナル。

スバルBRZ。サスペンションのセッティングなどはトヨタ86と異なる、スバルオリジナル。

そんな中、もっとも注目された出展車は「トヨタ86/スバルBRZ」だった。開催期間中、常に多くの来場者に囲まれ、トヨタ86は前列で見るには整理券が必要になるほどだった。プレゼンテーションでトヨタの豊田章男社長は「楽しくなければクルマではない」と語り、その後の商品展開にも大いなる期待を抱かせたものだ。

実は豊田社長のプレゼンがあった翌日、トヨタはモーターショー会場の近くのホテルで緊急記者会見を開いた。それは「トヨタとBMWが中長期的な技術提携」をするというもので、その内容は環境技術に関するものということだった。しかし、あれから6年が経過した今、改めて考えてみると、この技術提携が次期“BMW Z4とトヨタスープラ”共同開発へと発展していったのではないかと想像できる。

画像: 2011年の東京モーターショー、プレスデイの2日目に行われた「トヨタとBMWの技術提携」の会見。

2011年の東京モーターショー、プレスデイの2日目に行われた「トヨタとBMWの技術提携」の会見。

さて、トヨタ86/スバルBRZは貴重なFRライトウエイトスポーツとして、今も人気なのはご存じのとおりだ。今年の東京モーターショーには次期スープラのコンセプトモデルが登場するのではないかというウワサもあったが、残念ながらそれはなさそうだ。しかし、トヨタには引き続き楽しいクルマを期待したいものだ。

なお、2011年の東京モーターショーは前回の61万人を大きく上回る84万人の来場者を記録した。2009年は13日間の開催だったのに対し、2011年は10日間だったので、1日あたりの来場者は2倍近くになったことになる。都心での開催は一定の成功を収めたと言っていいだろう。

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