フォルクスワーゲンは「東京モーターショー2017」で9台の展示車を用意してきた。このラインナップをみると、同社のパワートレーンの種類を拡大していくという方向性が如実に表れている。

ラインナップの電動化が進んでも、内燃エンジンは引き続き開発する

フォルクスワーゲンのプレスカンファレンスにフォルクスワーゲン乗用車ブランドのセールスマーケティングアフターセールス担当取締役ユルゲン・シュタックマン氏とフォルクスワーゲン グループ ジャパンの社長ティル・シェア氏が登壇。

画像: I.D.BUZZの前に、左がティル・シェア氏、右がユルゲン・シュタックマン氏。

I.D.BUZZの前に、左がティル・シェア氏、右がユルゲン・シュタックマン氏。

フォルクスワーゲンが立ち上げた電気自動車ブランド“I.D.”から電動化されたクルマを発表し、2025年までに100万台販売することを計画しているとシュタックマン氏が発表。そのI.D.ファミリーの一員となるモデルのコンセプトカーが3つ存在しているが、東京モーターショー2017に用意されたのはI.D.BUZZ(アイディ バズ)だ。ワーゲンバスの愛称で親しまれた“フォルクスワーゲン タイプ2”の面影を感じるバンタイプだ。600km航続可能なEVで、自動運転技術も投入されるという。

電動化を進める一方で内燃エンジンの開発は続け、現段階ではパワートレーンの選択肢を拡大していくとシェア氏はいう。事実、このブースにはガソリン車からディーゼル車、プラグインハイブリッド、電気自動車まで9台を展示していた。その内の8台が発表済みモデルも含めて2018年内までの日本導入を予定しているというから、その勢いはすでに始まっているということだ。

その注目車種をいくつか紹介していこう。

日本市場ではゴルフについで2番目の販売台数を記録しているポロは、2018年春に新型が発表される予定だ。ひとまわり大きく3ナンバーサイズとなって快適性や走行性能も大幅に向上しているという。ちなみに現行の5代目はすでに在庫が少ないという。

画像: 新型ポロは2018年春の発売を予定。アルテオンと同じテイストを感じるフロントグリル。

新型ポロは2018年春の発売を予定。アルテオンと同じテイストを感じるフロントグリル。

「フォルクスワーゲン史上、いちばん小さな傑作です」というキャッチコピーでおなじみのup!に、ホットバージョンのGTIが2018年内に追加される。115ps/200Nmを発生する1L直3ターボ(1.0TSI)は6速MTが組み合わされるというから楽しみな1台だ。3ドアハッチバックのみとなるようで、車両重量はなんと1トンを切り997kgだ。

すでに発表されたモデルの中でも楽しみなのがアルテオンだ。パサートの上位クラスとなるモデルで、先鋭的なデザインが特徴だ。エンジンラインナップは現在のところ1つ280ps/350Nmを発生する2L直4ターボのみだが、今後は拡充していく方向なのだとスタッフが教えてくれた。

同じくブースに展示されていたパサートのディーゼルモデル(2018年初旬導入予定)のパワートレーンがそのひとつだ。すでにパサート 2.0TDIは型式認定を取得しているので、アルテオンに搭載されたとしてもそれほど時間がかからずに導入できるのではないだろうか。
eゴルフに搭載されている電気モーターパワートレーンも採用されるかもしれないという。ボディサイズや車両重量などが大きく異なるので、そのまま搭載というわけにはいかないだろうが、可能性のひとつとしては楽しみな組み合わせだ。

そのほかゴルフRパフォーマンスやプラグインハイブリッドのスポーツモデル ゴルフGTEとパサートGTEなどが展示され、そのすべてが発表されたばかりのモデルだ。実車をいち早くチェックできるという意味でも楽しめるブースといえるだろう。

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